仕事のやりがい

Vol.0912022.11
「患者さんの人生設計」
職種:
社会福祉士
勤続年数:
12年目

私は、平成22年に医療相談員として入職しました。当院は現在2名体制で前方支援、後方支援を行い、私は地域包括ケア病棟専従で仕事を行っています。転院前から対象患者さんの情報収集を行い迅速な対応が必要となります。患者さんの情報を病院スタッフと共有することで方向性を確認しながら、地域包括での治療、生活を支援させていただいています。

昨年から当院に掲示物してある「心の処方箋」は私が仕事をすすめていく上でとても重要なエッセンスになっています。その中で「相談員は患者さんの人生設計に関わる」とあります。この言葉は重くのしかかる言葉でした。患者さん、ご家族にどれまでの退院先の方向に対して話しができていたか、ご本人、ご家族の人生設計を壊さずにすんでいるのか?この人生設計が全く方向違いでなかったか?など多くのことを振り返る機会となりました。現在は、今までにも増して、患者さん・ご家族の相談対応時、何を悩んでいるのか、何を求めているのかを傾聴し、自分中に持っている引き出しから出来る限りの情報を提供していくことを心掛けています。患者さん、ご家族が退院時お礼を言って帰りたいとお呼びいただいた時などはこの仕事にとてもやりがいを感じるひとときです。私の引き出しをもっと増やしていき、患者さんのより良い人生設計に活かしていきたいと思います。